ビューティーインサイド
こんにちは、RINです。
こちらは「映画で泣いたことのない」と言った私に会社の同僚がおすすめしてくれた映画なのですが、、
私ちゃんと韓国映画を観るのが初めてで。
初の試みということで、それだけですでにワクワクした気持ちでの鑑賞となりました。
さっそく感想を綴っていきます!
ざっくり映画情報
2015年8月20日韓国公開
127分
日本公式ホームページ:
監督・キャスト
監督:ペク・ジョンヨル
ハン・ヒョジュ(ホン・イス役)
キム・デミョン(ウジン役)
ト・ジハン(ウジン役)
パク・シネ(ウジン役)
パク・ソジュン(ウジン役)
上野樹里(ウジン役)
キム・サンホ(ウジン役)
あらすじ
家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子ども、外国人…。人に会う仕事ができないため、才能とインターネットを活かして活躍している。そんな彼の “病気”のことを知っているのは母と親友だけ。ある日、アンティーク家具店で働く美しいイスに出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。彼女に告白する“見た目”になる日を待って、ついにデートに誘い、ふたりはロマンティックな3日間を過ごす。しかし、同じ姿でいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きると全く別の顔に・・・。
ウジンはイスに真実を話すことができるのか?イスは、毎日姿が変わるウジンの愛を受け止めることはできるのか?最高に特別な恋が今はじまる!
☆個人的評価★
ストーリー ★★★☆☆
毎日主人公男性の外見が変化するという斬新なお話。泣ける映画だと聞いて鑑賞したのですが、私的にはそれほどだなぁというのが正直な感想です。
恋に落ちた男性の外見が毎日変わっていくという非現実的なストーリーですが、主人公イスの心の美しさと一人で悩む心の葛藤が切なく描かれています。
一目惚れした彼女を振り向かせようと必死にアプローチするウジン。ウジンも自分のあり得ない状況を受け入れられない苦しさや、生き苦しさを抱えています。アプローチの仕方はストーカーのような感じですが、、(笑)
イケメンになって喜んだり、おじさんの姿になって落ち込んだり、毎日容姿に合わせた洋服を纏いながら密かに暮らすウジンの姿が新鮮でもあり、切なくもある内容でした。
世界観★★★★☆
この映画、全体的に静かで作品でした。
小さな物音や音楽、役者さん一人ひとりの声を感じながら静かにゆったりと鑑賞することができます。
癒されたい週末にしっとりとした世界観を味わうことのできて、私はすごく好みな世界観でした。
すごくシンプルな中で登場人物の感情を表現していて、少し大人な作品です。
見ごたえ★★★☆☆
1時間半くらいで見ることのできるこの作品は、「うわー見終わったー!」という気持ちにはならなかったかな、という感想です。
少しづつストーリーは進んで行くのですが、基本的にはイスとウジンの二人が関係を深めたり、距離が遠ざかったりしていきます。
最後のシーンや、イスが自分の気持ちと向き合い決断するシーンまでは、割とシンプルな内容なので、ハラハラドキドキする内容が好きな方には物足りないかな、という内容でした。
見どころ
ウジン役に注目!
この作品の見どころはなんと言ってもウジンを演じている演じている役者さんではないでしょうか。
ウジン役を演じた役者さんはなんと123人!
その中には、今大人気のパク・ソジュンさんやパク・シネさん、そして日本女優の上野樹里さんなど、本当に豪華!
でも1役123人ということで、「もったいない!」と思ってしまうほど一人一人が演じている時間が短いんです。127分の中に123人と考えると、このキャスティングの斬新さに改めて驚かされます。
毎日違う見た目で、違う洋服で、視力まで異なる中で生きているウジン。
ウジンの家の中の洋服やアクセサリーなど、1役123人という設定でしか見られないシーンもこの作品の魅力です!
最後のエンドロールで「あ、こんな人が出演していたんだ!」と新しいパターンの発見がありました。
韓国ドラマに詳しい方が見るとより面白いかもしれません。
上野樹里さんの出演シーン
123人のウジン役の中でも、上野樹里さんのシーンは長い方でした。
ウジンは性別や年齢だけでなく、国籍まで違う人間になってしまうのですが、そこで登場したのが上野樹里さん。
女性であり日本人に変化したウジンですが、元々は韓国人。
このシーンの不思議なところは、見た目は日本人なのに中身は韓国人なので、日本語は聞き取れない。でも韓国語は話せずに、話せるのは日本語だけ、という少し複雑な部分です。
でもそこに、この作品の設定の深さや面白さが詰まっているな、と思いました。
感想
さて、この作品を鑑賞した私の感想ですが、一言で言うと
雰囲気が好き!! です。
韓国映画を自ら見たのは初めてなのですが、韓国の映画はこんなにしっとりと落ち着いた雰囲気の映画が多いのでしょうか。。?
静かにしっとりとした気分の際に鑑賞するにはピッタリの作品だと思いました。
そしてこの作品で感じたのは価値観の大切さ。
家具屋さんに務めるイスと家具職人のウジン。
家具に対する思いの深さや、こだわりなど考え方や価値観が人を惹きつけることもあるんだな、と思いました。
ウジンは会うたびに外見が全く違うので、私がイスの立場だったら中身は同じだとしても絶対に受け入れられないだろう。。
待ち合わせで相手を探せない。突然手を繋いできた全く知らない外見の人が愛する人だったり、理解しているつもりなのに、毎回受けれるのに時間がかかってしまう。
人間は外見ではないと言いつつも結局は外見もゼロではない。そんなことを考えさせられた作品でした。
そして、私ははじめの方にでてきたパク・ソジュンさんがもう一回出てくるかな?
有名な俳優さんがこんなに出演しているのに、本当にこの一瞬だけなのかな?と、次の日の姿に少しワクワクしながら見続けることができた作品でした!
しっとりとした気分で映画を楽しみたい方にオススメの作品です^^
まとめ
初の韓国映画は落ち着いた雰囲気の作品でした。
まだまだ知らない作品がたくさんあるので、邦画・洋画だけじゃなくもっといろいろな作品を観たい!!という気持ちにさせられました。
次はどんな作品に出会えるか楽しみです^^